07. 自分自身について知る

7-1.「感じること」こそが自分自身である

ここで理解して頂きたいことは、「感情は、自分にとって良いものばかりではない」ということです。 人は生きていく中で、嬉しい時は嬉しいと感じ、苦しい時は苦しいと感じ、悲しい時は悲しいと感じるなど、色々な感情を感じるということは、誰もが頭では当然のこととして理解できていると思います。 ところが、いざ自分に苦しい感情や嫌な感情が生じると、そのことが分からなくなってしまうことが多いのです。 あなたが、どのような感情を感じても、その感情を否定したり肯定したりする理由を考える必要はありません。 ポジティブな感情であっても、ネガティブな感情であっても、自分にとって、その時々の感情は、絶対的に正しいということを、忘れないで下さい。 自分を見失うことは、この感情の取り扱い方が混乱するところから始まります。
【例】 真冬のある日、あなたは40℃の熱に悪寒を感じ病院へ行きました。 その帰り道、川を裸で泳いでいる人を見かけます。 自分が感じていることをきちんと見つめずに、解決を急ぐ事は、このような状況で、裸になって川へ飛び込むようなものです。
辛く感じたり、嫌だと感じたりしたときに、その感情に正しく対処しようとして下さい。 また、もし、生き辛い世界観を身にまとってしまっていた場合は、辛さや苦しさは、その世界観を理解するためのヒントになります。 辛さを認めることと、辛い人生から逃れられないと決め付けることは違います。 辛さを認め、それを癒そうとする勇気を持って下さい。
【まとめ】
  • 「良い感情」も「悪い感情」も、普通の人が普通に感じる感情であることを知って下さい。
  • 自分がどのような感情や感覚を感じているのかに気付いて下さい。
  • 感情や感覚を評価したり、その理由や原因は考えたりせず、ただ感じようとして下さい。

7-2.感情の正しい対処方法

7-2-1.ネガティブな感情に気付き、それを受容する

感情の中でも、特に、一般的にネガティブと分類されている感情を正しく取り扱うことが、最も重要です。 これを理解することができれば、心の苦しみの9割は解決できたと言っても過言ではありません。 一般的には、ネガティブな感情や感覚は、心の弱さを示す象徴のように認識されることが多いと感じています。 しかし、ネガティブな感情は、本当の自分を知るための重要な手がかりを与えてくれます。 ですから、それを否定してしまうと、手がかりの無いところで、答えを探さなければならないような苦しい状況に自分自身を追い込んでしまうのです。 つまり、悩みから抜け出すために、まず、自分自身が、「ネガティブな感情を否定することを止め、ネガティブな感情を肯定する」と決意する事が絶対に必要なのです。 ただ、長い間、ネガティブな感情を否定的に受けとめ続けてきた為に、それが習慣化してしまい、よほど意識しなければ、ネガティブな感情やそれを感じる自分自身を、これまでと同じように否定してしまいがちになるところがあります。 また、自分ひとりでネガティブな感情を肯定しようとしても、「独りよがりなのではないだろうか・・・」というような不安によって、それを妨げられる場合もあります。 ですから、自分の感情を肯定し続けていくために、何が力を貸してくれるかを考えようとして下さい。 その中でも、最も大きな力を貸してくれるのが、
  • 他の人にも自分自身の感情や感覚を肯定してもらうこと
なのです。
【まとめ】
  • まず、「自分の感情や感覚を自分自身が肯定する」と決意して下さい。
  • 自分の感情や感覚を自分自身が肯定するために何が活用できるかを考えて下さい。
  • 自分の感情や感覚を、他の人に肯定してもらうことは、大きな助けとなります。

7-3.自分の事情を理解する

7-3-1.本当の望みを見つめ直す

自分のネガティブな感情を受け入れる事に慣れてくると、心がだんだんと落ち着いてきて、自分の本当の気持ちを考えられるようになってきます。 この段階になったと感じたら、今まで自分の望みだと信じてきたことを、もう一度、見つめ直して見て下さい。 心が苦しいと感じているときに意識している望みのほとんどは、本当の望みを諦めることが前提となってた上で組み立てられているからです。 ですから、ここをきちんと見直さずに、自分が欲しいと思うこと以外に何かを求めても、得られるものは全て自分の欲しいものではないのですから、幸せになれるはずがないのです!

7-3-2.本当の望みを諦めた事情を理解する

心が苦しいと感じている人の過去には、その人が望む何かを諦めなければならなかった事情があります。 そして、それらの事情は、なぜ、現在のあなたが、自分のネガティブな感情をそのように評価し、そのように取り扱ってしまうのかという理由を、きっと教えてくれるはずです。 様々な事情の中で、あなたが感じていた気持ちに気付いてあげて下さい。 そして、「そんな気持ちを感じながらも、これまでよく頑張ってきた」と、自分自身を労ってあげて下さい。 そんな自分自身への労いの作業は、きっと、あなたの本当の望みを思い出すことを手伝ってくれるはずです。 そして、思い出した望みをもう一度求めようとすることが、「幸せへの方程式」を修復し、あなたが幸せになる為の大きな一歩となるのです。
【まとめ】
  • 自分のネガティブな感情をそのように評価してしまう事情を理解してあげて下さい。
  • 諦めていたことに気付き、それが自分の本当の望みだと認める勇気を持って下さい
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