第12回 葛藤のススメ

心理カウンセリング・催眠療法の受付

(2005/10/20)

前回は、「後悔しないためには、小さなことでも決断していくことが大切」ということを書きました。

しかし、心の中に葛藤があると、なかなか決断出来ず、結果として自分が決断する前に、回りに流されてしまうという状況に陥ってしまうことになってしまうかもしれません。

今回は、そんな『葛藤』について、少し考えてみたいと思います。

例えば、食堂で、「親子丼にするか?牛丼にするか?」と迷ってしまうのも、一つの葛藤だと思います。どちらも大好物だったら、なかなか決められないこともあるでしょう。

長く迷っていても、食堂のおばちゃんが「じゃぁ、天ぷらそばにしておきなさい」と勝手に決めてしまわずに、こちらが決めるまで待っていてくれる事に救われます。

そして頼んだ親子丼には、大嫌いなグリーンピースが入っていました。

「大の大人が、グリーンピースだけ残すのは、少し恥ずかしいかな・・・」なんて、新たな葛藤に陥ってしまうかもしれません。

でも、最後は、グリーンピースをちゃんと残して、「大好きな親子丼」として食べる事が出来る人がほとんどではないかと思います。

しかし、これが「親友が欲しいけど、人と話すのが怖い」というようなことになると、親子丼はグリンピース丼となってしまって、食べる事が出来なくなってしまう人は多いかもしれません。

これは、「人と話すのが怖い」という気持ちを否定して、怖さの中で人に立ち向かおうとする為に、逆に、意識が「人と話すのが怖い」という気持ちに集中してしまって、「親友が欲しい」という気持ちを意識できなくなってしまうからではないかと思います。

自分の気持ちや感情を否定する事は、そのような状態に自分を陥れてしまう恐れがあるのです。

ですから、「人と話すのが怖い」という気持ちも、自分の本当の気持ちであることを認め、その気持ちと向き合い、そして、その気持ちを大切にしようと思えたとき、「親友が欲しい」という気持ちも大切に出来るようになるのではないかと思います。

つまり、きちんと葛藤することが、自分の希望を実現する為の近道なのです。もし、食堂のおばちゃんが近くで待たれて落ち着かない感じがしたら、「決まったら呼ぶので、向こうで待ていて下さい」とお願いする事は、落ち着いて葛藤する助けになるかもしれません。

まとめると、自分の中にネガティブな気持ちを感じたときには、それを否定せずに、自分自身がそのネガティブな感情の良き理解者になろうとすることが、心の中に正しい葛藤が生じさせ、正しい葛藤の中でそれぞれの気持ちを大切にすることのできる解決を見つけようとすることが、自分らしい決断につながっていくのではないかと思います。

葛藤する事は、誰にとってもそんなに心地良いものではないだろうと思います。

そして、自分の気持ちや感情を否定する本当の目的は、葛藤から逃れることではないかと考えています。

もし、自己否定的な思考から抜け出せないと感じているときは、まず、どのような気持ちや感情の葛藤が自分にあるのかを洗い出そうとしてみると良いかもしれません。

最終回は、「葛藤から逃れたくなる気持ちの背景」について考えてみたいと思っています。

最終回は、書籍に記述となります。

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この投稿は、ピュアハート・カウンセリングのカウンセラーが書いています。

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