第2次反抗期

心理カウンセリング・催眠療法の受付

第二次反抗期とは

子供たちが、親が提示した枠組みを世界のルールと思い込み暮らす中でも、様々な経験をしたり、新たな情報を蓄積していくことによって、論理的に、そして客観的に状況を把握し考える能力を身に付けていきます。

そして、その能力があるレベルを超えたとき、再び、親が提示している枠組みや社会が提示している枠組みを検証し始める、言い方を変えれば、自分の知っている情報を駆使して、自分の枠組みを再構築しようとします。

そして、これに直面した親は、「子供が自分に逆らっている」と錯覚してしまうのです。

再構成というと簡単そうですが、それまでの価値観が崩壊し、新たな枠組みを一から作っていくようなことをするので、精神的にはかなりの苦痛が伴うことが想像されます。ですから、その苦痛を一人で耐えさせないような関わりが親に求められるのです。

これが、第二次反抗期と呼ばれている時期に起こることです。

つまり、

  • 自分の枠組みと親の枠組みとのせめぎあい
  • 自分の枠組みと社会や時代の枠組みとのせめぎあい

ということです。

これは、成熟した人間に巣立ちを起こさせるために、人類に備わっているしくみなのかもしれません。

動物であれば、ここで、無事''巣立ち''ということになるのでしょうが、人間社会は複雑化しているため、この時期の巣立ちが許されない構造になっているのです。(特に、経済的なことを考えると不可能であることが殆どです。)

現代社会においては、ここでも子供が勝利する事は許されず、親と社会が勝利してしまいます。

社会で生きていく上では、最終的には社会の枠組みは受け入れざるを得ないところはあります。

この第二次反抗期と呼ばれるこの時期を、別の呼び方をすると、第一次反抗期のときと同じように、第二次『親にとっての枠組み』崩壊の危機と呼べるかもしれません。(親による子供の第二次洗脳期と呼ぶこともできるかもしれません。)

しかし、生物としての人類には、これより先の時期に、もう巣立ちを実現するためのプログラムは用意されていません。

ですから、せめて、親の枠組みからの心理的な巣立ちだけは、この時期に済ませてあげられるように対処する必要があるのだと思うのです。

具体的には、子供が主張する枠組みも、親の方が拒絶するのではなく、受け入れてあげるように対処するということになります。

親が、子供に対し、経済的弱者である事を理由に、親の言いなりにさせようとすることは、最も避けるべきことです。

なぜなら、現代社会においては、社会人になるまでの間、子供を経済的に自立させない仕組みになっているので、子供は有無を言わされず従わざるを得なくなってしまうからです。

まとめ

特に第二次反抗期というのは、子供が反抗するのではなく、子供の自由な感覚・感情・思考・行動によって、親が自分の枠組みに気付かされ、それを手放せるかどうかを試される時期です。

子供が反抗しているとは考えず、自分自身を不自由にしていたその枠組みから解放されて自由になるためのチャンスだと考えることもできるのです。

また、思春期から社会に出るまでの期間は、現代社会によって創り出された『動物にとってとても不自然な期間』であるということを認識することが大切です。

そして、子供が提示する枠組みを受け入れるとまではいかなくても、それも尊重するというスタンスで関わる事で、心理的巣立ちをサポートすることが大切です。

ここを疎かにしてしまうと、次の第三次反抗期で説明するような状況へとつながっていくのだと考えています。

心理カウンセリング・催眠療法の受付

症状・状態に関する解説は、主に『症状のもう一つの説明』にて行なっています。