親の立場の方へ

心理カウンセリング・催眠療法の受付

子供の引きこもりは、親の思いとは裏腹に、親が関わりを持とうとすればするほど、その行動に拍車を掛けてしまうことがあります。

これは、

  • 本来甘えたりわがままを言ったりしたい対象である親が、自分を守ってくれる存在ではない
  • という認識になってしまっていることが、その要因として挙げられます。

    なぜ、子供が、そのような気持ちに追い詰められてしまうのか?

    親が、子供に対する愛情と思い込んでいる行動や関わり方を、『親の立場』に立って確認したり反省したりしていたのでは、この気持ちを理解することはできません。

    • 子供が欲しいと思っている愛情を、親が与えているのか?
    • また、子供が、自分の欲しいと思っている愛情を、受け取ったと実感できているのか?

    というような『子供の主観』に目を向けることが必要なのです。

    親は、社会通念と比較して、『ひきこもり』という行動面を問題にしてしまいがちです。

    しかし、そこには、「そうせざるを得ない気持ち」があります。

    その気持ちを理解しようとする姿勢が大切です。

    コミュニケーションの再構築

    コミュニケーションに対する感覚の基盤は、これまでの家庭内で行なわれていたコミュニケーションによる経験が元となっています。

    そして、『ひきこもり』という状態に陥っているときは、過去の家庭内での経験から、本来の自分が望んでいるコミュニケーションに対する諦めのような感覚が背景となっていることがほとんどです。

    その家庭(特に、父親や母親)のコミュニケーションの傾向性を振り返り、子供の気持ちを尊重していなかった部分に気付き、信頼関係をゼロから作り直そうとする必要があります。

    親の苦しみは、親自信が解決する

    信頼関係を再構築する準備として、まず、次の確認を行なって下さい。

    自分自身の中に、『子供には、自分の二の足を踏ませたくない』といった気持ちがあるかどうか?

    もし、あるとしたら、親は、

    自分の苦しさは、自分が解決する

    と決断し直す必要があります。

    『子供には、自分の二の足を踏ませたくない』という気持ちから親が行なう子供への指導は、『親自身の苦しさを子供に解決させようとしている』に過ぎないからです。
    (特に、子供に何かを強く強制している場合に当てはまることが多いです。)

    これらの指導や行動は、「子供のため」、「おまえのため」という枕言葉によって始められることが多いのですが、実質的には、子供にとっては、『自分の自由を奪う理不尽な制限』である以外には、何の意味も含まれないのです。

    親に、子供に何かを強制しようとする傾向が強くある場合、『親自身が苦しい気持ちを抱えたまま放置してしまっている』可能性が大きいのです。

    ですから、子供のことに取り組もうとする前に、まず、親自身の苦しみを、自分自身のこととして、解決しようとすることが大切なのです。

    親が解決してしまえば、子供に、情報として与えたとしても、それを絶対的に強制するような状態からは、解放されるのです。

    このように、親が楽になると、子供も親の制約から解放されて、楽になりはじめます。

    そして、親からの「変れ変れ」といった攻撃から解放されてくると、自室から居間に出てくるようになります。

    これが、ひきこもりの終結の始まりです。

    子供が部屋に引きこもっている場合、「社会からひきこもっているわけでも、学校からひきこもっているわけでもないのです。

    逆に、ひきこもりの有無は別にして、

    • 家庭の中に、『 子供が居間に居つかない傾向 』 がある

    というとき、親は自分自身の心の苦しさを未解決のまま放置してしまっている可能性があると考えることも出来ます。

    そんな親自身の心の苦しさに気づいたとき、「自分の苦しさは、このままでも構わない」などと、これまでの諦めを続けようとはせずに、

    • 子供のために
    • 家族のために
    • そして、自分のために

    気付いた自分の苦しい気持ちを楽にしてあげようとして下さい。

    その方法はとても簡単です。

    • つらい気持ちを正直に話す
    • 話した気持ちを、そうかそうかと聴いてもらう

    たったこれだけのことで、それが実現できるのです。

    可能であれば、身近な誰かに、あなたがこれまで抱えてきた苦しみを、打ち明ける事から始めてみると良いと思います。

    身近な人に打ち明ける事が難しいと感じる時は、カウンセリングの利用を考えても良いと思います。

    • 子供の何かを解決するためではなく、親自身の苦しさを楽にするために・・・・・

    そして、親が安心な気持ちに慣れるようになったとき、そんな安心の中で子供は自然に癒されて、「外で傷ついても家庭で癒されるだろう」という安心の予感があるから、不安だらけの外の世界に出て行くことができるようになるのです。

    成人後の『社会的なひきこもり』と呼ばれている状態も、根本は同じところにあると考えています。

この投稿は、ピュアハート・カウンセリングのカウンセラーが書いています。

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心理用語の解説は『心理百科事典』にて行なっています。